社労士試験の思い出①

社労士試験の思い出①

こんにちは、社労士の木貞です。
5月31日は令和3年社労士試験の受験申込締切日ですね。

受験をお考えの方はお忘れなく!

社労士試験、本当に懐かしいです。
私が合格した平成22年度社労士試験は、過去12年間の中で最高の受験者数、最高の合格者数、合格率は2番目に高かったようです。
あの時合格していて本当に良かった笑

ちなみに、平成21年に初めて試験を受けたのですが、実は1点足りず不合格でした。
これがその時の成績通知書です。

社労士試験(不合格)

今振り返ると「なんで労災なんかで不合格なんだ!」と悔しい気持ちになります。
なぜなら当時は割と労災は得意だったからです。
ただ、この当時は模試の結果も散々で、ギリギリの点数を取れるとすら思っていなかったので、悔しいというよりも「やればできるんだな」と善戦できたことに少し満足していたような気がします。
まあ、前職は銀行の営業マンで実務経験も知識もゼロでしたので、そのような感覚になったのだと思います。

ただ、まだ諦める気持ちにはならなかったので「もう一回だけチャレンジしよう!」と心に決めました。
ただ、それと同時に「もし次落ちたら、社労士をあきらめて日雇いでもなんでもして働く!」ということも決めました。
(当時は無職だったので…)

そして今までの勉強人生の中で一番真剣に努力して受験した2回目の試験の成績通知書がこれ。

社労士試験(合格)

「選択式の国民年金が1点って危なすぎやろ!」という声が聞こえてきそうです笑
非常に危うい結果でしたが、なんとか合格に滑り込みました!
試験直後は合格を確信するくらい自信満々でしたが、自己採点で選択式の国民年金1点だった時は「は?そんなバカな⁇」という気持ちでした。
なぜなら、その間違った問題はメチャメチャ勉強していたからです。
そんな自分がまさか間違えるとは思いもしませんでしたが、考える基準にズレがあって、そのズレが連鎖し芋づる式に問題を間違えていたのです…

結果が発表されるまでの3カ月間は2ちゃんねるの社労士試験のスレッドを毎日覗いては「国民年金は難しかったので1点でもOKかも」という根拠のない書き込みを見て自分を慰めるという悶々とした日々を過ごしていました。
ですので、国民年金1点で合格したことを知ったときは、嬉しいというよりもホッとしたというのが正直なところです。

ちなみに私の経歴を簡単に説明すると
銀行員→退職→無職で社労士試験を受験→不合格→監督署でアルバイトをしながら2回目の受験→合格→翌年独立開業→9年後に今の社労士法人と経営統合

「なぜ前職が銀行だったのに、社労士を目指そうと思ったの?」とよく聞かれますが、それにはいくつか理由があります。

①サラリーマンが嫌だった
転職をしてサラリーマンを続けた場合、自分と気が合わない上司に仕えるリスクがありますよね。
その場合、自分のモチベーションの低下をその上司のせいにできたりします。
その傾向が強い私は「それならばそんな環境に身を置かなければいいじゃん」と考え、独立するための手段として社労士試験を受験しました。

②色々な士業を消去法で消していくと、最後に社労士が残った
まず、弁護士と司法書士は自分の頭では無理だと思い除外しました。
税理士は合格するまで年数がかかりすぎます。
最終的に行政書士と社労士に絞り込みました。
そこでまず行政書士会に「開業している人の話を聞きたい」と相談したのですが、誰も紹介してくれませんでした。
「実は行政書士は食えない資格で、その不都合な真実を知られたくないから会わせてくれないんだろう」と当時の私は勝手に判断し、消去法で社労士に決定しました。
もちろん社労士の仕事を自分なりに調べたりして多少の興味は持っていましたよ。
ただ、一度も生身の社労士に話を聞かないまま受験を決めたのは、今思えば思い切った決断だったと思います。(この決断は正解だったと思っています)

③独立開業に多額の資金が不要
「電話とファックスとパソコンとプリンターがあれば自宅開業が可」と資格の雑誌に書いてましたので、「お金に余裕がない私にピッタリじゃん」と思いました。

④「先生」と呼ばれたい。
これは意外とモチベーションになりましたね~
なぜなら銀行員を続けていたら「銀行さん」と呼ばれても「先生」なんて絶対に言われることはないのです。
資格を取って開業してお客さんから「先生」って言われたらどんな良い気持ちになるんだろうと妄想していました笑

⑤凡人が合格する最難関の試験が「社労士」だった
「社労士試験は凡人が合格できる最難関の試験」という資格雑誌か何かに書いてあったフレーズが、凡人である私のチャレンジ精神を妙にくすぐりました。
「合格したら、まあまあイケてるのでは?ダメになりかけの人生を逆転させられるかも!」という感じでモチベーションが高まりました。

決して褒められるような理由ではないですが、そんなノリで勉強人生最大のチャレンジである社労士試験に臨むことになりました。

では、どのように勉強をしていったのか?
これは相当工夫をしました。
高校時代の成績も中の中、大学受験も前期の長崎大学には不合格、後期の佐賀大学は小論文のみでテーマがたまたま予想していたテーマと一致していたことで合格、銀行員時代もたくさんの試験にことごとく落ち続け支店長に怒鳴られ続けていた凡人未満の私が、「凡人が合格する最難関の試験」と言われる社労士試験にどのような勉強法で挑んだのか?

凡人なりの努力の仕方を次回のブログでお話ししていきたいと思います。

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