社会保険制度ってなに?

社会保険制度ってなに?

 

お給料日に会社から給与明細をもらったとき、皆さんはどこに着目してますか?
多くの方が総支給額から何かしら控除されて残った手取り額に着目していると思います。
手取り額が生活費や貯金に回るのでとても大事ですし、そこにしか興味が向かないのも理解できます。

ただ、多くの方が興味がない「控除されたもの」が実はとても大切なものなので、それが何なのかをここでは説明してみたいと思います。

社会保険

控除されるものは大きく2つ、1つは税金、もう1つが社会保険です。

納めた税金が、道路や学校の建設費用に使われているということを子供でもイメージできるのではないかと思います。
なぜなら子供でもお店で買い物をしたら消費税を払いますし、「税の作文」というものを中学生が書くくらいですから身近なものとなっています。

社会保険ってなんでしょう?

実は大人ですら社会保険のことを理解している人は少ないです。
特に男性は、社会保険にお世話になる機会が女性より少ないため、自分が社会保険に加入していることすら知らない方が多いのではないでしょうか?

社会保険は簡単に言うと「病気やケガ、失業、子育て、老後などの心配事に対して、予めみんなから強制的にお金を集めて、その心配事に該当した人にお金やサービスを提供します」って制度です。

なぜ社会保険制度ができたかと言うと、日本国憲法が「国民が健康で文化的な生活が送れるようにちゃんと努力しなさい」と国に要求していることから、国がそれを社会保険という制度を作って、日本国憲法の要求に応えようと努力しているんです。

社会保険制度って具体的に何があるのでしょう?

大きく5つありますので、それぞれを大雑把に解説します。

①医療保険
病気やケガで病院に行くときに使う保険証が有名です。

②年金保険
老後の生活費です。

③雇用保険
会社を辞めて就職活動している時に、期間限定で生活費の面倒をみてくれます。

④労災保険
仕事中のケガや通勤途中のケガなどの治療に使います。

⑤介護保険
65歳以降、介護が必要になったときに低額でサービスが受けられます。

社会保険の種類は3つ

①日本国民が強制的に加入する国民皆保険
日本人として生活していたら強制的に加入させられますので、「私は加入しない」という選択はできません。

②国が管理
日本国憲法が国に要請していますので、国が責任を持って管理しています、

③収入に応じた保険料
国民年金を除いては、たくさん稼いだ人はたくさん保険料を納めないといけないルールになっています。

社会保険制度について、何となくでいいのでイメージはつかめたでしょうか?
では次回より5つある社会保険制度を一つずつ解説していきますね。

 

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